Project 3
Webで公開されている美術関連の気になるプロジェクト。

新しい技術を使ってどんなことができるのか、またどんなプロジェクトがあるのか、気になるプロジェクトをリスト化するのが目的です。


■ピエーロ・プロジェクト
プリンストン大学のプロジェクト。すべて見るにはWindowsのl環境が必要だが、英語圏での美術史学研究機関のあいだでは話題になっているらしい。


■Pieta Project
IBMがテンプル大学と協力しておこなった、ミケランジェロのピエタ像(ドゥオモ美術館)を三次元化するプロジェクト。横浜美術館の情報ステーションには、日本語の説明で解説を見られる設備がある。
特殊な3Dデジタルカメラを使用し、実際には見ることが不可能な位置からも観察できるようになっている。1400万個の三角形の要素から仮想イメージを作成し、光源を自由に移動させることで、彫像の細部を見ることができる。
ただ3D化するだけでなく、なぜミケランジェロがこの像を壊そうとしたのかなど、制作にまつわる謎を明らかにしようとする試みも面白い(ワッサーマン名誉助教授の仮説を裏付けるとされている)。


■The Digital Michelangelo Project
こっちはスタンフォード大学で、ミケランジェロのダビデ像を三次元化するプロジェクト。どうやって過去の遺産をできるだけ正確に保存していくか、と考えると今の主流は3D化してデジタルアーカイブを制作、ということになるんでしょうか。


■HUMIプロジェクト
慶應義塾が所蔵する、稀覯書のデジタル画像データの制作を中心とするプロジェクト。グーテンベルク聖書(1445年頃、ドイツ・マインツ)など、デジタル化して画像DBを制作、インターネットで公開中(一部は学内からのみアクセス可能)。
・ヨーロッパ近世装飾本オンラインカタログ(15-18世紀)
・Illustrations from Cesare Ripa, Iconologia
・プロジェクト・グーテンベルク
・大英図書館のグーテンベルク


■古文書翻刻支援システム開発プロジェクト
手書き文字OCR技術などを発展的に応用して、古文書の翻刻を支援するシステムを開発するプロジェクト。


■国際日本文化研究センター
怪異・妖怪伝承データベースを試験公開中。


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