■Pieta
Project
IBMがテンプル大学と協力しておこなった、ミケランジェロのピエタ像(ドゥオモ美術館)を三次元化するプロジェクト。横浜美術館の情報ステーションには、日本語の説明で解説を見られる設備がある。
特殊な3Dデジタルカメラを使用し、実際には見ることが不可能な位置からも観察できるようになっている。1400万個の三角形の要素から仮想イメージを作成し、光源を自由に移動させることで、彫像の細部を見ることができる。
ただ3D化するだけでなく、なぜミケランジェロがこの像を壊そうとしたのかなど、制作にまつわる謎を明らかにしようとする試みも面白い(ワッサーマン名誉助教授の仮説を裏付けるとされている)。
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