イタリア美術史家

1500 ジョルジョ・ヴァザーリ(1511-1574)
Giorgio Vasari 建築家、画家
『ルネサンス画人伝』1550年、1568年第2版
『続ルネサンス画人伝』 『ルネサンス彫刻家建築家列伝』
画家の伝記としての美術史。ミケランジェロで頂点に達したとする。
Giorgio Vasari
1600    
1700 ヨハン・ヴォルフガンク・フォン・ゲーテ (1749-1832)
Johann Wolfgang von Goethe
『ドイツの建築について』(1772)
ゴシックが、ほかのあらゆる時代の建築と同様に尊敬に値するものだと論じる。
Johann Wolfgang von Goethe
1800 ジョヴァンニ・モレッリ(1816-1891)
Giovanni Morelli  医師・美術鑑定家
『イタリアの画家たち』(1890)
耳や指先などの「細部」を手掛かりとして作者同定を行う作者同定法を提唱
経験主義的帰納法を反映。
Giovanni Morelli
ジョヴァンニ・バッティスタ・カヴァルカセッレ(1820-97)
Giovanni Battista Cavalcaselle
『歴史的建築物および美術品の保全についての小冊子』1863
加筆(リタッチ)の多用を避けて識別可能な欠損部分を残す修復方法
フランドル絵画とイタリア絵画についての著作。
Giovanni Battista Cavalcaselle
1850    
1860    
1870    
1880    
1890 ロベルト・ロンギ(1890-1970)
Roberto Longhi 美術史家
『イタリア絵画史』『芸術論叢』
カラヴァッジオの美術的な価値を再発見など
Roberto Longhi

マリオ・プラーツ(1896-1982)
Mario Praz ローマに生まれ、法学部に続いて文学部も卒業し、30年間ローマ大学の英語・英文学科教授をつとめた。
1995年、マリオ・プラーツ美術館(MUSEO MARIO PRAZ)開館。
『肉体と死と悪魔―ロマンティック・アゴニー』
『ペルセウスとメドゥーサ―ロマン主義からアヴァンギャルド』
『ローマ百景―建築と美術と文学と』
『官能の庭』
『ムネモシュネ―文学と視覚芸術との間の平行現象』
『綺想主義研究―バロックのエンブレム類典』
『蛇との契約―ロマン主義の感性と美意識』

Mario Praz
1900    
1910    
1920 フェデリコ・ゼリ(1921-1998)
Federico Zeri
『イメージの裏側―絵画の修復・鑑定・解釈』
Federico Zeri
1930 ウンベルト・エーコ(1932-)
Umberto Eco 哲学者、小説家、ボローニャ大学教授。記号論の研究。
『薔薇の名前』1980
『美の歴史』2005
Umberto Eco
1940

ジョルジョ・アガンベン(1942-)
Giorgio Agamben
ローマ生まれ。ローマ大学にて哲学を修めたのち、ヴァールブルク研究所やハイデガーのゼミナールなどで研鑽を積む。その後、パリの国際哲学院、ヴェローナ大学などで教鞭を執り、2003年からはヴェネツィア建築大学で美学を講じる。

『幼児期と歴史―経験の破壊と歴史の起源』
『ホモ・サケル―主権権力と剥き出しの生』
『中味のない人間 』
『アウシュヴィッツの残りのもの―アルシーヴと証人』
『開かれ―人間と動物 』
『スタンツェ―西洋文化における言葉とイメージ』

Giorgio Agamben
ヴィクトル・I. ストイキツァ (1949-)
Victor I. Stoichita ローマ大学・ソルボンヌ大学・フライブルク大学などをへて近現代美術史を研究
『絵画の自意識―初期近代におけるタブローの誕生』
『ゴヤ―最後のカーニヴァル』
『ピュグマリオン効果―シミュラークルの歴史人類学』
Victor I. Stoichita


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